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シミュレーションセンターは、「教育と医療」を支援することを目的に事業を展開するセンターです。
学部生、大学教職員、医療従事者を対象に、シミュレーターや模擬患者を使って、医療に関する知識、技術、態度を育成します。学部生については、卒前、卒後のシームレスな教育体制を構築、運用し、教職員については、シミュレーションを使った学習支援の方法、医療従事者については医療専門職として必要な能力育成支援と指導者としての教育支援を行います。また、シミュレーションに関連した研修設計、開発も行います。質の高い医療専門職者の育成として反省的実践家となる人材としての育成が重要となります。そのためには、 臨床実践と省察できる学習環境が必要であり、その学習環境として、また、忠実性を高めた 教育の場として提供します。

本学のシミュレーション
教育の特徴

シミュレーション教育とは、臨床で活用する知識の強化、チームコミュニケーションの向上や意思決定スキル(臨床判断力)といったことを身に着けるための強力な教育手法として、医療の分野では広く認識されています。
患者と学習者双方の倫理と安全が保障された学習環境で、学習者の習熟状況に合わせ、繰り返しの学習や評価が可能となります。臨床場面(シチュエーション)をリアルに再現した状況の中で、学習者は個人、またはチームで医療を実践し、その経験を振り返ります。そしてディスカッションを通して専門的な知識・技術・態度の統合し、医療者としての能力の向上を目指します。

本学ではシミュレーショントレーニングを効果的に管理、記録、評価することができるSim Captureを導入し、学習環境をシステム化しています。このシステムによって、80名が一斉にシミュレーション教育をライブで経験することができます。また、自身の実践場面を録画したデータは、個人が所有するiPadからいつでも、何度でも視聴できます。つまり、自身の実践を客観的に振り返り、課題と目標を明確にしながら自律した学習を支援することが本学のシミュレーション教育の特徴です。

センター紹介

2022年4月1日に本学が開学されるとともに、2号館3階に臨床シミュレーションセンターが開設されました。
本学は、「幅広い教養と思考力」を基盤とし、「倫理観」及び「探究心」を統合した「実践力」を備えた医療専門職の育成を目指しています。
そのためには、講義、演習だけではなく、多くの臨床実践が必要となります。臨床実践を積み重ねながらリフレクション(内省)し、さらに新しい状況に適応し、そこから、新たな学びを得ることができます。センターでは、これらのサイクルを看護師、理学療法士、作業療法士になる前から失敗を恐れることなく実践することができます。技術だけではなく、知識、そして医療者としてのプロフェッショナリズムのマインドを培うことができる学習の場を提供いたします。
また、関連病院や地域の医療スタッフの研修の場としても公開しております。
大学全体と協力しながら、地域社会に貢献できる人材育成の支援をしていきます。

センター長・教授:増山 純二

略歴と研究業績

講師:苑田 裕樹

略歴と研究業績

フロア紹介

さまざまなシチュエーションをリアルに再現するために、シミュレーションルーム1は一般病室(4床室)、2は集中治療室(ICU)としています。シミュレーションルームの高機能シミュレーターは操作室から操作することで、学習者は臨床に近いリアルな状況の中で、患者への医療を経験することができます。また、多目的室は、シミュレーションルームと実習室3からSim Captureを通してライブ映像が配信されます。
多目的実習室では、ベッド上やベッドサイドでの看護ケアや、リハビリテーションのトレーニングなど用途に合わせた環境設定ができ、さまざまな学習目標に応じた学習ができます。

3Fフロア平面図

  • 実習室3
    (母性実習室)
  • シミュレーションルーム2
    (集中治療室:ICU)
  • シミュレーションルーム1
    (一般病室4床室)
  • 多目的室
    (講義・デブリフィングルーム)
  • 多目的実習室
  • コントロールルーム①
教材室 実習室3
(母性実習室)
※クリックすると写真が見れます
多目的実習室
(12床)
※クリックすると写真が見れます
コントロールルーム②
シミュレーションルーム2
(集中治療室:ICU)
※クリックすると写真が見れます
コントロールルーム①※クリックすると写真が見れます
シミュレーションルーム1
(一般病室4床室)
※クリックすると写真が見れます
演習室 多目的室
(講義・デブリフィングルーム)
※クリックすると写真が見れます
女子更衣室
男子更衣室
事務室
EVホール

シミュレーション紹介

シミュレーション教育には、タスクベースド・トレーニング、アルゴリズムベースド・トレーニング、シチュエーション(シナリオ)ベースド・トレーニングから構成されています。学習を効果的に進めるためには、目的に合わせたシミュレーターの選択が重要です。本学では、それぞれのシミュレーション教育に適応したシミュレーターを整備しています。

シミュレーターについて
詳しく見る(PDF)

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